諏訪湖面を歩いた

　凍結した諏訪湖の湖面に下りた。すでに朝早くからたくさんのおっちゃんとちょっとのおばちゃんたちがいて、ワカサギの穴釣りを楽しんでいる。こういうのをするのは、やはり若い人たちよりあるていどの年齢の人が中心になるね。寒さの中での辛抱強さを要求されるから。昨日は風もなく穏やかな日差しの中で、日中はずっと湖面に人の姿が見えたよ。
　高校生のぼくは松本市郊外の美鈴湖を自転車で横断したことがある。全面が氷で覆われていたんだ。20数年前のこの頃、地元の小学生がスケートデビューを飾るといえばたいがいこの湖だった。近年この湖が凍らない。温暖化か、と思ったらそれだけじゃないそうだ。この湖の排水システムが変わり、水の増減が生じて凍りにくくなったんだと。
　ぼくのあとに自転車でここを横断できる高校生は金輪際出てきまい。四季を問わずにね、わははは。