y_horigane2006-10-22

十石小屋の小屋閉めに上がってきた。ボルトマンFくんがリーダー。ぼくが唯一の同行者。
前夜うちに泊まったFくんと朝5時に出発。白骨の入山口が6時。90分で小屋到着。7時30分だ。小屋閉め作業をして、余裕で昼ぐらいには下に戻れそう。と、思った。
すべての作業を終え、帰りがけのこと。ふと目に止まったのは冬期出口の頭上の木材。たくさんの端材が、木の枠組みの上に載せてあるのだが、この枠組みが腐って折れかけている。頭上から100キロあまりの木材が今にも崩れ落ちてきそうではないか。
このまましておけば、冬期間、ここを利用した人の頭上に100キロの木材が落ちても不思議はない。Fくんと顔を見合わせ、ひとこと。「やるしかないね・・・・・。」
奮闘小1時間、すっかりきれいになった冬期入り口を通って陽のさんさんと降りそそぐ戸外へ。ああいい気分。
さあ下ろう。
くだりタイムは49分。
写真は、小屋前くさ紅葉のお花畑をランするボルトマン。今日は遠くに富士山も望める。視線を転じれば、雪を頂く穂高連峰も見える。